スキルはサイバー流奥義

スキルはリリース要員を用意できる「サイバー流奥義」です。

スキルの名称	効果	入手方法
サイバー流奥義	自分のライフポイントが3,000以下になった後に1度だけ使用できる。4,000を下回っているライフポイント1,000につき1体、デッキ外から「プロト・サイバー・ドラゴン」をフィールドに出す。 このスキルで出したモンスターはリリースできず、融合召喚以外の素材にできない	ヘルカイザーの習得スキル(Lv.13)
スキル改定：2018年10月

上級モンスター中心のデッキなので、手札が帝だらけになるリスクはつきまといます。併せて「黄泉ガエル」が上手く落とせないリスクもあるので、いざという時リリース要員を生成できるこのスキルは非常に頼もしいものです。キャラクターがカイザーの時点でこのスキルを相手に察知されるのはやむ無し。

黄泉帝の基本ムーブ

「黄泉ガエル」を蘇生しつつ、強力な帝モンスターによって相手のカードを削っていくのが基本ムーブとなります。

雷帝ザボルグ(ライテイザボルグ)
種類	属性	レベル	種族	攻撃力	守備力
効果モンスター		5	雷族	2400	1000
このカードの生け贄召喚に成功した時、フィールド上のモンスター１体を破壊する。

炎帝テスタロス(エンテイテスタロス)
種類	属性	レベル	種族	攻撃力	守備力
効果モンスター		6	炎族	2400	1000
このカードの生け贄召喚に成功した時、相手の手札をランダムに１枚墓地に捨てる。捨てたカードがモンスターカードだった場合、相手ライフにそのモンスターのレベル×１００ポイントダメージを与える。

このデッキには上記２種の帝が採用されています。

黄泉ガエルを墓地に送るには

リリース要員の要となる「黄泉ガエル」は、以下のような方法で墓地に送ることが出来ます。

黄泉ガエルを引けない場合

• 「鬼ガエル」でデッキから「黄泉ガエル」を墓地に送る
• 「スクリーチ」でデッキから「黄泉ガエル」を墓地に送る

黄泉ガエルを引いた場合

• 「鬼ガエル」で手札の「黄泉ガエル」を捨てる
• 「黄泉ガエル」をセットし、壁にする
• 「黄泉ガエル」を召喚し、「エネミーコントローラー」でコストにする

黄泉ガエルで初動が安定する

召喚するだけで「黄泉ガエル」を墓地に送れる「鬼ガエル」が登場したことにより、黄泉帝デッキはかなり安定性を得ることができました。

鬼ガエル(キガエル)
種類	属性	レベル	種族	攻撃力	守備力
効果モンスター		2	水族	1000	500
このカードは手札の水属性モンスター１体を捨てて、手札から特殊召喚する事ができる。このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、自分のデッキ・フィールド上から水族・水属性・レベル２以下のモンスター１体を選択して墓地へ送る事ができる。１ターンに１度、自分フィールド上に存在するモンスター１体を手札に戻す事で、このターン通常召喚に加えて１度だけ、自分は「鬼ガエル」以外の「ガエル」と名のついたモンスター１体を召喚する事ができる。

前半の自身を特殊召喚する効果も重要で、手札に引いてしまった「黄泉ガエル」やダブッた「鬼ガエル」を墓地におくりつつ、自身をリリース要員にして帝モンスターの召喚をサポートすることができます。短期的にも、長期的にもリリース要員を確保するカードとして活躍してくれるわけですね。このカードのおかげで１ターン目から「炎帝テスタロス」をアドバンス召喚して、相手の手札を１枚削ることも可能です。欠点は、中～終盤でドローした時に腐りがち、という点でしょうか。まぁ贅沢は言えません。

エネコン+黄泉ガエルコンボについて

「黄泉ガエル」が特殊召喚されたタイミングで「エネミーコントローラー」を発動するテクニックについてご紹介します。これは左下のON・OFFボタンをONにしていないと成功しないので（Autoだと自動的にスタンバイフェイズが終了してしまいます）、ここは必ずONにしておきましょう。ONにした状態で、自分フィールド上に「黄泉ガエル」が蘇生したタイミングで「エネミーコントローラー」を発動し、相手モンスターを奪います。この時点ではまだスタンバイフェイズであり、「黄泉ガエル」にはターン１制限が無いことが重要です。つまり、「黄泉ガエル」はもう一度蘇生することが可能なのです。ここでさらに「エネミーコントローラー」が手札にあれば、再び相手モンスターを奪って「黄泉ガエル」を再度蘇生させることも可能です。これは覚えておきたいテクニックですね。

伏せ環境に刺さるショッカー

帝デッキではありますが「人造人間サイコショッカー」も採用されています。

人造人間－サイコ・ショッカー(ジンゾウニンゲンサイコショッカー)
種類	属性	レベル	種族	攻撃力	守備力
効果モンスター		6	機械族	2400	1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いに罠カードを発動する事はできず、フィールド上の罠カードの効果は無効化される。

現環境においては「UAスタジアム」「アマゾネスの急襲」に対抗できるカードになるので、なかなか有用ですね。黄泉ガエルによって展開しやすい点と、罠カード0枚のデッキなので、自身に全く悪影響が及ばない点でシナジーしています。

バックに干渉できるテトラン

「巨大戦艦テトラン」も採用されています。

巨大戦艦 テトラン(キョダイセンカンテトラン)
種類	属性	レベル	種族	攻撃力	守備力
効果モンスター		6	機械族	1800	2300
このカードの召喚時にカウンターを３つ置く。このカードは戦闘によっては破壊されない。戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時にこのカードのカウンターを１つ取り除く。カウンターのない状態で戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時にこのカードを破壊する。またこのカードのカウンターを１つ取り除く事で、フィールド上の魔法・罠カード１枚を破壊する。この効果は１ターンに１度しか使用できない。

このデッキにおいては、相手の魔法・罠カードを除去できる唯一のカードとなります。(テスタロスのハンデスは除く)そういう意味では、ピン刺しでありながら非常に重要なポジションにあると言えるでしょう。今後、魔法・罠も除去可能な「邪帝ガイウス」のような帝モンスターが実装されたら、こちらに差し替わると思われます。(「風帝ライザー」でも同じ)

邪帝ガイウス(オンジャテイガイウス)
種類	属性	レベル	種族	攻撃力	守備力
効果モンスター		6	悪魔族	2400	1000
このカードの生け贄召喚に成功した時、フィールド上に存在するカード１枚を除外する。除外したカードが闇属性モンスターカードだった場合、相手ライフに１０００ポイントダメージを与える。

▲未実装(2018/09/03)

デッキ作者情報・プレイ動画

今回のデッキ考案者はつんつんさんです。(WCS日本代表)非常にシンプルながら合理的な構成で、大変勉強になります。やっぱり帝(ミカド)はかっこいい！プレイ動画は以下よりご覧ください。これが世界レベルのプレイング!ぜひチャンネル登録どうぞ。▶チャンネル登録はこちら※本記事はつんつんさんに掲載承諾を頂き作成しました。つんつんさん、ありがとうございます!